なぜスタバは人気か。
価格のアンカー効果、松竹梅戦略はどこの企業でもとられる普遍的な心理マーケティング。
理由は1つ
顧客に写真を撮ってもらったからだ。
カップに名前とメッセージを書く。今までどんな飲食店、コーヒー店でもありえなかった。その開始時期とTwitterをはじめとしたSNS普及のタイミングが合致。顧客がすべて広告塔になるというありえない状況になった。
名前はいつもスペルが間違っていて、「また間違えてる」と投稿したくなるというトリックつき。
ブランドの第一ステップとして
あたらしい店、ブランドにいくには心理的ハードルがある。しかし、「友達が行っていれば安全。「不味すぎることはない。高すぎることはない。」につながる。
紹介制度のようなものである。
第二に
全人類がいきすぎて、甘いものに興味のないような高齢者までフラペチーノを「頼んでみたい。」となるバンドワゴン効果まででた。
「行ったことがない。」と言えば、それだけで雑談のネタになるほどだ。
最終的には、歴史上最高の興行収入を記録した映画アベンジャーズシリーズでは、鎖国していた国の国民が開国にあたって望んでいたものが、「オリンピックかスターバックス」と世界基準となった。
マーケティングがすべてなのだ。
創業者のインタビュー動画は中身をみていないが、とても感動的だと思う。お客さまのことを考え、利益だけを追求せず、新しい居場所を提供する。といったものだろう。サードプレイスという言葉のはしりだ。
それは後付けだ。
創業者インタビューを間に受けてはならない。結果が出たから、美化できる。
ご飯を食べるお金がない状況で「金がほしい」という圧倒的正の欲求のもと、その力を利用し、命をかけて企画開発に全力を注ぐ。次の段階として、顧客のことを考えることができる人が成功する。
だから、成功者は全員貧乏だった自慢ができる。
裕福な家庭から優良企業がでないのはこれに尽きる。やる気がないのだ。
コーヒーがうまいか?イスがよいのか?空調が快適か?
だれでも真似できる。どこも一緒だ。
そうじゃない。
SNSマーケティングがうまくいっただけだ。
運がよかったね、と言ってるわけではない。マーケティングがすべてだと言っている。客に認知してもらい、来店ハードルを下げ、リピートしてもらう。
人間はいそがしい。コーヒーを心の底から選り好み、楽しめる人はそう多くない。そんな時に、気軽に入れる場所にブランディングできたのだ。
日本はいい製品をつくることしかできない。だから、トヨタとソニーを先導役として、技術大国日本となり、バブルが起きた。しかし、インターネットで「情報」は共有されるものとなり価値はなくなった。
心を動かすマーケティング力が必要となった。
しかし、現在日本には雇われ社長しかおらず、アメリカの創業者軍団にマーケティング力で負けた。
雇われ社長に革新は不可能だ。やる気がないのだから。
任天堂DSやスイッチ。
いま製品としてiphoneやipadと違うところはどこか?
なにも違わない。
すべて、ゲームも動画も写真も音楽も電話もできる。
違うのは、ジョブスがiphone発表会でi”PHONE”と名づけ、
「電話は全員が持つもの。」というプレゼンをしたからだ。
任天堂はゲームから離れられなかった。
ソニーだってドコモだってどこでも作れた。しかし顧客への訴求方法だけ違った。
発想力がなかった。
前代未聞の「コーヒーとメッセージ」
これが写真を撮りたくなった理由。
今までにない組み合わせ。
ギャップだ。
人が写真を撮りたくなる、共有したくなる瞬間はなんだろう。
「ギャルが真理、道徳を説く。」
これもギャップだ。
教授や坊主が解いても当たり前。つまらない。
なんだ?
なんだ?
コメント
[…] スターバックスのようにSNSマーケティングがすべてだ。 […]