年金という史上最低の発明🇫🇷1

社会

フランスでは今年に入りデモがとまらない。

1月からゴミ収集業をはじめとした公営事業はとまり、パリ・サンゼリゼ通りにはゴミと人があふれている。

発端はマクロン大統領の強硬年金政策可決。

富裕層優遇すると共に62歳の年金支給年を64歳に強制的に引き上げた。

(日本は5歳上がってもデモは起きない)

民衆の気持ちは大いにわかる。

「2年タダ働きをしろ」ということだ。

受け入れられるわけがない。

ーー

マクロン大統領の気持ちもわかる。

大統領選挙の前は「引き上げない」といっていたが、嘘だったということだそうだ。

そこが問題か?

問題はそこじゃない。

ーー

そもそも「年金」というシステムが人類史上最低の発明だ。

ーー

「年金」ができた当時人の平均寿命は50歳~60歳くらいだった。

年金をもらえることは奇跡だった。

だから、高齢者という希少人材を大事にすることができた。まったく経済に負荷がかからなかった。

今は平均寿命が80になった。ならば年金は80歳にしなければならない。

だが、そうもいかない。人は基本わがままだ。楽がしたい。

ーー

産業革命の前後、基本人は生涯働いた。老後の心配などなかった。

現在とは真逆である。

技術の進歩による弊害という皮肉だ。

ーー

そして年金ができたころ、子供を持たないという選択肢はなかった。指数関数的な人口増加と経済成長により、子供と家族の拡大が基本であった。

これで尚更老後の心配はない。家族は家族を守る。

ーー

ここでさらに技術の進歩による弊害だ。

進みすぎて、人は将来を心配しだした。

子供を持つか否か選択する様になった。

悪循環である。

ーー

寿命がのびる前提で、年金支給年を平均寿命連動型にしていればよかった。

たらればではあるし、異論はでるだろうが一つの策である。

大統領は命をかけて、国を救おうとしてくれているようにわたしは感じる。

年金は最低なのだから。

コメント

タイトルとURLをコピーしました