パリ シャンゼリゼ通り ルイ・ヴィトン 行列の様子2023年8月
子供のころに誰かから学んだこと。
「服やカバンにヴィトンやアディダス、ディズニーのロゴが入るだけで高くなる」
現在までの紆余曲折をへてブランドがそれまでに積み上げてきた信頼と価値。
とは聞いていたがこれに対して疑問が浮かんでいた。
なぜコンビニやスーパーはプライベートブランドをするのか?
サントリーの天然水
アサヒスーパードライ
マルちゃん赤いきつね
コカ・コーラ
なじみのある商品の方が売れるのではないか?
ブランド価値に頼ったほうがよいのではないか?
水やビールのパッケージをよく見ると製造工場がアサヒやサントリーでラベルに、セブンイレブンやローソンと入っていて、実質同じもの。
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結論は安いから。
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深堀りしていく。
テレビショッピングの事業担当者と話していて答えが明確になった。
ブランドの違いは「責任の違い」
商品を販売する上で最上流は無論メーカー。
CMで見かけるアサヒやサントリー。
メーカーの抱える悩みはいつだって在庫。
需要に対しての供給量を適切にしなければ保管料や破棄費用が発生してしまう。
それだけは避けたいが簡単な問題ではない。
そこでプライベートブランド。
セブンやローソン、イオンといった流通先、販売先が独自のブランドを作る。
するともちろん他店では売れなくなるが、自身のブランドとしてオリジナルに多少の変更を加えることができる。そして発注数や在庫の責任をメーカーではなく、販売店側が負う。
メーカー側は気兼ねなく数を捌くことができる。
販売先の小売店は責任を負う分安く仕入れることができてwin-winとなる。
販売側にリスクはあるのはもちろんだが、セブンやイオンには何年も培ってきた、季節別、年代別の売上データがある為、自信がある。
大規模メーカーには意外とこのデータがない。最終顧客である一般消費者。誰が、いつ、どのくらい買ってるかはよくわかっていない。
これがプライベートブランドの存在価値であり、ラグジュアリーブランドの価値基準とは異なる。
子供のころからの疑問がとけた。
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ディズニーランド パリではポップコーンが6ユーロ。
日本円で1000円。
すばらしいビジネスだ。
羨みたいところだがそれまでには想像を絶する道のりがある。
初めてのパリ訪問の道中。
ドバイからの機内で「ハウス・オブ・グッチ」を鑑賞した。
グッチの実話。
アップル、ディズニー、テスラ。
どんなブランドも絶滅に瀕したことがある。そんな歴史を垣間見ることができた。
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